7/27~30 Amazon Robotics Challenge

7月27日~30日に名古屋で開催されたRoboCup2017に参加しました.参加した競技はAmazonが主催するAmazon Robotics challenge(ARC)です.ARCはAmazonの実際の倉庫を想定し様々な種類の商品をロボットによって自動でピッキングする正確さを競うコンテストです.2015年から開催されており今回が第三回目の大会になります.今回は実際の現場を想定して直前に公開されていないアイテムが競技に使用され,Stowタスク(棚に商品をしまう)とPickタスク(棚から商品を取り出す)を一連の流れでおこなうFinalタスクが加わり,より難易度の高い競技となりました.前回大会同様,MIT,Princeton,CMU,など世界の有名な研究機関が参加していました.橋本研究室は,中部大学藤吉研究室,三菱電機(株)先端技術総合研究所との共同チーム,「MC^2」として参加しました.物体の認識には最新のディープラーニングの技術を用い,難しくなった課題にも対応させました.

結果はStowタスク3位で日本勢では唯一表彰台に上がることができました.Pickタスクでは本領を発揮することができませんでしたが,3年目で初の表彰台に立つことができました.ARCでは多くの方と協力して一つの物を作り上げるという非常に貴重な経験をさせていただきました.この経験を今後に生かしていきたいと思います.

(記:松原)

7/16~17 オープンキャンパス

7月16,17日に中京大学八事キャンパスにてオープンキャンパスが開催され,2日間で約500名の方にご来場いただきました.研究紹介では,「人工知能を用いた注目物体通知システム」や「人工知能を用いたピッキングロボットシミュレータ」など,人工知能に関する技術を実際に体験していただくデモを多く展示いたしました.

橋本先生による模擬講義では,高校生や保護者の方々が随所に登場する「人工知能」という言葉に大変興味をもっている様子がうかがえました.また,今年は在学生が実際の大学生活や就活について紹介する機会も設けられ,よりリアルな学生の声をみなさまにお伝えしました.機械システム工学科で学びたいという学生が1人でも多く増えていたら嬉しいです.

(記:森)

6/7~9 SSII2017

学生の奥川,飯塚,篠原,田口,鳥居,香西,松原と研究員の秋月先生の計8名がパシフィコ横浜で開催されたSSII2017にて研究成果を発表しました.本年度のSSIIは実行委員長が橋本先生ということもあり,多くの橋本研究室のメンバーが研究成果を発表しました.

初日は篠原がDNNを用いたテンプレートの更新による環境の変化にロバストな画像照合,鳥居がDNNを用いたプリミティブ形状近似による日用品の認識,松原がCNNに使用するパッチの取捨選択についてそれぞれ発表しました.2日目は飯塚がアフォーダンスに着目した日用品認識,奥川がManifoldマッチングにおける誤識別の低減,香西がハンドと障害物の干渉を考慮したロボットアプローチ方向の推定,秋月先生が日用品の機能属性推定についてそれぞれ発表しました.3日目は田口がカタチに対する感性推定のためのDNNを用いた3D形状分析について発表しました.

多くの方から意見や感想をいただくことができ,有意義な発表となりました.来年度も研究成果をあげてSSII2018に参加できるように努力します.

(記:松原)

5/15 QCAV2017

5月15日に International Conference on Quality Control by Artificial Vision (QCAV2017)にて飯塚が研究成果を発表しました.本年度の開催地は東京(駿河台記念館)でした.

初めての国際会議でとても緊張しましたが,日ごろの先生および研究室メンバーからの指導や協力のおかげで,当日は堂々と発表することができました.一方で,この国際会議を通して英語で発表する難しさを再認識することもできたので,この経験を次の発表に活かしたいと思います.

(記:飯塚)

5/4 橋本研究室設立10周年記念パーティー

5月4日にOB・OG 21名,在校生 23名,橋本先生の総勢45名で橋本研究室設立10周年記念パーティーが開催されました.橋本先生のあいさつで会がスタートし,かつての仲間と思い出話に花を咲かせました.

斎藤さん(1期生)から橋本先生に記念品が贈呈されました.秋月先生(1期生)から締めのあいさつをいただき,一本締めで会が終了しました.次に,今回のような大規模なパーティーが開催されるのは20周年目です.OBとして参加できることを楽しみにしています!

(記:三好)

4/27 第24回知的センシングセミナー(東大:山下淳氏)

4月27日(木)に第24回知的センシングセミナーが開催されました.今回は東京大学の山下淳先生をお招きいたしました.講演では,幾何光学に基づくセンシング技術について多くの動画とともに,分かりやすく紹介していただきました.

日頃ゼミで勉強している技術がどのように応用されるのか知ることができた非常によい機会となりました.
今よりさらに基本の理解を大切にし,日々のゼミ活動に臨みたいです.

(記:森)

3/9 DIA2017

2017年3月9-10日に篠原,香西,松原がDIA2017にて研究成果を発表しました.今回の会場は,島根県松江市のくにびきメッセです.初日は篠原が更新型テンプレートマッチング,香西がロボットハンドのアプローチ方向推定について発表しました.初日の夜に開催された懇親会では篠原,香西の研究が惜しくも研究奨励賞次点と発表されました.また,来年度の会場が中京大学名古屋キャンパスであることが決まりました.

2日目は松原が,CNNに使用するPatchの選択についてポスター発表しました.研究室外の方に自分の研究について話すことは初めてだったのでとても良い経験になりました.来年度は会場が中京大学ということもあり,より多くのメンバーが参加し,良い発表ができるように研究に励みたいと思います.

(記:松原)

2/27 第23回知的センシングセミナー(産総研:片岡裕雄氏)

2月27日(月)に第23回知的センシングセミナーが開催されました.今回は産業技術総合研究所の片岡裕雄氏をお招きしました.CVPRなどの論文を調査したcvpaper.challengeなどの話を通して,論文を読むことの大切さについてお話していただきました.

論文を読むということは,トレンドの把握や自分の研究の立ち位置を知るために非常に重要なことであることが分かりました.今回の講演を参考に,自分の研究の分野の論文の調査を継続的におこないたいです.

(記:松原)

12/8~9 ViEW2016 in 横浜

秋月,飯塚,鳥居がビジョン技術の実利用ワークショップ(ViEW2016)にて研究成果を発表しました.
開催地は,昨年と同じパシフィコ横浜です.初日に飯塚がアフォーダンスに着目した日用品認識,鳥居が局所特徴の接続関係に着目したモデルレス直方体認識について発表しました.

2日目は,秋月が3D局所特徴量の統合に基づく物体の機能属性推定について発表しました.発表では,他大学や企業の方と研究について議論することができました.普段では得られない大変有意義な体験ができ,研究への意欲が高まりました.今後は,この技術をさらに発展させ,実用化を目指します.

(記:鳥居)

11/17 第22回知的センシングセミナー(大阪大:松下康之氏)

11月17日に大阪大の松下先生をお招きして,第22回知的センシングセミナーを開催しました.講演では行列代数の基礎から,その応用技術まで紹介していただきました.

また,松下先生が海外で働いていたころの体験談など,とても貴重なお話を伺うことができました.今回ご教授いただいた技術を今後の研究に活かしたいです.

(記:後藤)